静かに見守り生態系を崩さず、自然の状態に近づけてゆく
静かに見守る有機栽培
有機栽培は毎日が観察の連続です。
ビニールハウスという人工的な環境があっても、自然の生態系を考え、一種の害虫がいれば必ずそれを食べる天敵がいるのではないかと考えます。
一つのハウスが全滅するのではと思うくらい虫が大発生し、壊滅的な被害を与えることがありますが、同じ虫がその後大発生するということは今までありません。被害を受けたハウスの木も何らかの学習をして、同じ虫の発生を自然の力で抑えているように思えます。それと同時にその虫の天敵も必ず増えているのです。
有機だからこそ私どもの農園はおびただしい蜘蛛の巣があり、野鳥がハウスに入ってきて、中に巣を作り繁殖して子育てしたりしています。
生態系を自然のままに守る作物作り、それが楽園の果実の有機栽培です。